texted by KNJ & TOP DOCA
special thanks to 楠本千尋 (SHOOTING STAR)

RUNNING WATER
CYRUS / THE MIGTHY VIKINGS
LABEL: WINCOX (WC-2/WC-1)
  第1回で紹介した『THERE IS REWARD HIGGS&WILSON』でもバックを務めているTHE MIGTHY VIKINGSによるアップテンポなSKA TUNE。 同じプロダクションであったTHE MAYTALSもSir COXSONEによってTHE VIKINGSなる変名を使用していた時期もある為、混同される事が有りますが、基本的にはインストバンドで、WINCOXレーベルにおいての演奏は全てこのバンドによるものと推定されます。 また後期メンバーは後のDerrick HarriotのCRYSTALレーベルのバックバンドとほぼ同じで、バンドリーダーでDemond Biles(Bs),arranger/composerで、Bobby Ellis"LESLIE WINT"(TP)、Headly Bennet(AS)、Niville Hind(Org)他で、総勢12名のバンドでアルバムも2枚程出してますが、1枚目と2枚目ではメンバーはほとんど変わってます。 (THE MIGTHY VIKINGS: WIRL1030/JUMP FOR DAYS: WIN WC-002 )
THERE'S A REWARD
YOUR LOVE IS MINE / HIGGS & WILSON
LABEL:WINCOX (WC-8/WC-7)
  2002年末に他界したTHE WAILERSの音楽面での指導的立場にもあったJOE HIGGSと、デュエットパートナーROY WILSONによる最高の泣きのSKA。この曲はイベントでかけても盛り上がるマスト曲で、今もなおリメイクされ、カバーされる名曲です。"OLDIES BUT GOODIES VOL.2"(STUDIO ONE)というオムニバスに収録、STUDIO ONEからも70'の7'再発あり。 このMIGHTY VIKINGSというバンドのプロデューサーはWINSTON CHIN QUEEで元々若いミュージシャンで構成され、当初はパーティーなどで演奏していて、次第に人気が集まりホテルで演奏するようになります。ボーカルは兄弟のVICTOR WONG,SAMMY WONGにDERICK HARIOTTもいたそうです。またVICTOR WONGとSAMMY ISMAYはDRAGONAIRESにも在籍していました。64年にはR.J.R BAND OF THE YEARに選ばれ、ファーストツアーにも出ています。
Dr.KILDARE / THE SKATALITES
DOWN IN MY HERT / DELROY WILSON
LABEL : COXSONE
  アメリカのテレビ番組"Dr.KILDARE"のカバー曲。SKA AUTHENTIC Vol.2にも収録されていて、いろんなバンドがカバーしたりしています。この時期のセッションはアルバムにも多数収録されていますが、STUDIO ONEを代表する素晴らしい楽曲ばかりです。オリジナルアルバムではND RECORDSから"SKA AUTHENTIC"をはじめ"THIS IS JAMAICA SKA" "SKA-AU GO-GO" "STRICTLY FOR YOU"などはマニアの間では人気のある盤です。
ETERNAL LOVE
CRY ME A RIVER / JACKIE OPEL
LABEL : STUDIO ONE
  カリプソの発祥地トリニダード・トバゴ出身(LORD CREATOR,MIGHTY SPARROWなども)のJACKI E OPELは派手な曲が多いように感じますが、しっとりとしたバラードも人気があります。両面 ともOPEL節全開で、アメリカのR&Bシンガーの影響を強く受けたソウルフルな唄いっぷりで気持ちよく唄い上げています。 アルバムタイトルにもなっている、CRY ME A RIVERに両曲とも収録されていて、ちょくちょく7インチでも再発されています。 またROCKSTEADY期の録音がなく、60年代の中盤には一線から退きます。そして70年、交通 事故により32歳で死亡しまいます。トリにダートのRCAとBEVERY'S,COXSONE,TOP DECK以外での録音はないようです。
GO WHEY
SHELTER THE STORM / JACKIE OPEL
LABEL : STUDIO ONE
  早逝の天才JACKIE OPELがSTUDIO ONEに残したOPEL節を堪能できる名曲。 曲はSTUDIO ONEからリリースされている"BEST OF JACKIE OPE"のB面ラストに"GO AWAY"とのタイトルで収録されています。 意外なことに比較的レアなTOP DECK録音の彼の音源はCDで纏められているにもかかわらず、STUDIO ONEでの録音はオムニバス等では一部CD化されているものの、単独では纏められていないことに気付きました。 HEART BEAT 社あたりからのCD化が望まれます。
※island盤 UK盤 : ISLAND (WI-209A)
ADORABLE YOU
THE VOW / JACKIE&DOREEN
LABEL: STUDIO ONE
  あのDETERMINATIONSがカヴァーしたことでも知られる JACKIE OPELとDOREEN SHAFERのデュエットによる傑作。 ただし『ADORABLE YOU』については名義上JACKIE & DOREENであるものの、実質はDOREENのソロ曲です。 98年のSKA EXPLOSIONの東京公演においてSKA FLAMESがバックを務め大阪ではDETERMINATIONSがバックでAcCOOと共に熱唱した。04年のツアーでもアレンジを変え演奏してました。P-VINEからリリースされたCLUB SKA PRESENTS OLDIES BUT GOODIES に収録されていますが、このCDは廃盤のため入手困難で
BRIDGEVIEW / ROLAND ALPHONSO
WHAT CAN I DO / NAOMI & CO
LABEL: C&N
  名作SKA AUTHENTICに収録されている名演。レーベルはSTUDIO ONE傘下のC&Nレーベルからのリリース。正調のSKA がこのレーベルから数多くリリースされており、マニアにも人気の高いレーベルであります。曲は AFRO CUBAN/LATINJAZZのパーカッショニストであるMONGO SANTAMARIAのアルバム「WATERMELON MAN!」に収録されている「FUNNY MONEY」という曲が元ネタ。このアルバムは全ての収録曲がTHE SKATALITES によってカバーされており、見つけたら即購入を推奨できるクオリテイーを保証致します。 また SKA AUTHENTIC02もCDで再発されましたが、頭切れ余裕や、次の曲の頭が入ってしまってたりと作りはかなり雑です。YELLOW DUCKもSKAVILING JOHNNY(RANDY'S 音源)と名を変え、収録されています。