texted by KNJ & TOP DOCA
special thanks to 楠本千尋 (SHOOTING STAR)

LEE HARVEY JNR/R.ALPHONSO & THE SKA-TA-LITES
CHANGE YOUR GEAR/THE BLUE BEATS
LABEL : C&N
  無数に存在する STUDIO ONE 傘下の60 年代レーベルの中でも、特にマニアの注目を集めているC&Nレーベルからリリースされた1枚。 このレーベルからリリースされた曲には所謂「熱い SKA」が多く、 見つけたら即買いをお勧めしたくなるようなレーベルでもあります。 当然この曲も例外ではなく素晴らしいアンサンブルのインストSKAです。 曲調や音の感触から察すると「TROTTIN'」や「Dr. KILDARE」のセッションと同時期に録音されたものではないかと推測されます。 ちなみにSKA AUTHENTICに収録されているLEE HARVEY OSWALDとは全く別の曲ですので御注意。LP未収録曲ですが、再発はLEE OSWALD JR.で出てます。
SOHO / THE SOUL BROTHERS
LIVE GOOD / THE ETHIOPIANS
LABEL : STUDIO ONE
  98/11/2 の米・カリフォルニアのステージ上で 自身のソロを吹き終えた後に倒れ、 98/11/17に他界した偉大なるSAX奏者ROLAND ALFONSOがTHE SKATALITES瓦解後 65/8 に盟友JONNY MOOREらと結成したTHE SOUL BROTHERSの重く渋い傑作シングル。ROLANDもソロの頭の部分 OSCAR BROWN JrのWORK SONGを引用するあたりがシャレてます。 この曲はシングルのみのリリースで (但しUK盤のシングルは SKA BEAT レーベルからリリースされています)、LPや再発等に収録はされていない為に入手は困難です。
WHEN FIRST HEARD(THE SKA)/ DELROY & PAULETTE
YOU ARE THE PEAT(OF MY HEART)/ DELROY WILSON
LABEL: STUDIO ONE
  タイトルから想像するに、彼が初めてSKAを聴いた時の感激を歌った曲なのでしょうか? 彼の出世曲ともいえるDANCING MOOD以降のROCK STEADY〜REGGA 期が注目されがちなDELROY WILSONですが、デビューは何と13歳の61年で、この頃にはまだ子供らしい声での作品が数々あります。今回紹介しているこの曲のほかにもSKAのイベント等で人気の高いSOMEBODY HAS STOLEN MY GIRL や、I NEED YOUR LOVING等々といったあたりでしょうか。この曲はSKA AUTHENTICにDANCE THE SKAというタイトルで収録されています。
WHAT'S NEW PUSSYCAT / THE WAILERS
WHERE WILL I FIND
LABEL : SUPREME
  こちらも同タイトル映画のサントラに使用されたバカラックの名曲を、まだ若きころのTHE WAILERSがカヴァーした甘く上品な SKAISLANDからUK盤もリリースされていますが、今回紹介するのはオリジナルのジャマイカ盤で、STUDIO ONE系列のSUPREMEというレーベルからリリースされたものです。 昨年 HEART BEAT 社よりリリースされた「DESTINY」に収録されました。必聴!!
SUDDEN DESTRUCTION/ DIZZY JOHNNY &THE STUDIO 1 ORCH
OPPORTUNITY / THE SOULETS
LABEL: MUZIK CITY
  今では少数派となったSKATALITESの正式な生存メンバーの一人であるJOHNNY "DIZZY" MOOREによる、意外にも唯一のSTUDIO ONEにおけるリーダー作。彼は83年のSUNSPLASHにおけるSKATALITES再編時に参加して以来は、近年発表されたソロ作品以外に表立った活動もなく情報によればJAMAICAのラスタコミューンにて現在も生活しているとの事でしたが、02年のFUJI ROCKでは堂々たる姿を披露してくれました。 近年リリースされたオムニバスTROJAN SKA BOXに収録されています。
THE LORD IS WITH ME
A LITTLE MORE / JACKIE OPEL
LABEL : ROLAND & POWIE
  SKATALITESが唯一オフィシャルヴォーカリストとして認知した早逝の天才JACKIE OPELが歌い上げる神(LORD)への賛歌。彼の歌唱力は本家アメリカの R&B/SOUL シンガーと比較してもなんら劣る事が無く、ROCK STEADY期の録音があれば、また名曲が多くうまれた事でしょう。本作品はCOXSONE DODD傘下のレーベルであるROLAND ALPHONSOのレーベル、ROLAND&POWIEからのリリースで、英国のSKA BEATレーベルからもリリースされています。アルバム未収録曲ですので入手は困難を極めますが、最近SKA BEAT盤のブートで再発されました。
REDEEMED/PAM REID
GOODBYE WORLD / PAM REID
LABEL : SKA BEAT(Ja:COXSONE?)
  曲調・雰囲気共に不気味な歌物のSKA。資料によると、このSKA BEAT盤 (UK) のライセンスは STUDIO ONE / COXSONE からの物のようなのですが、 当時の他のUK 録音のSKAに曲調が非常に近い為、もしかしたらJAMAICA録音ではないのかもしれません 事実知る限りではJAMAICA盤は見た事が有りません。 そう言った意味でも謎の多い一枚です。再発を含めLP未収録曲です。 人気のある曲で、KING PIONEERS(THEO BECKFORD)のシャッフル調や、カリプソテイクもあります。